元夜職の僕が考える夜の仕事の良いところ、悪いところ
誰でも最初ははじめてのことばかりですが、夜の仕事に慣れてくると良いところやこんなはずじゃなかったな…ということをいろいろと経験してきますよね。
僕も最初の頃は、期待半分、不安半分で毎日を過ごしていたように思います。
当時のことを思い出しながら、夜の仕事の良いところ、悪いところを思いつくままにご紹介していきたいと思います。
では、スタート!
高い収入が得られる
これは、ほぼ100%の人が考えていることだと思います。
その理由は、単純に夜22:00から朝5:00までの間は、深夜割増手当がつくと法律で決まっているからということ。
そして、もう一つは仕事の成果次第で、それに見合った収入が得られるということだからです。
このどちらかの理由だとしても、通常はいつまでも長く続けられる仕事ではないと考えている人が多いと思います。
僕の周りの人たちも皆が、いずれは別の世界で生きていくけれども、今は事情があって夜職をしているんだという人が多かったですね。
特に、夜職はそれなりに苦労も多い仕事ですから、中途半端な考えで入ってきた人は続かず、逆にハングリー精神旺盛な人が多かった印象です。
僕もそうでしたが、それまでの社会生活の中ではうまく生きる場所を見つけられなかったけれども、夜職の世界で花開いてイキイキとしてる人の共通点は、上昇志向が強いというか、本当の自分の可能性を試してみたい!という傾向が強いんじゃないでしょうか?
こういう人はきっとうまく夜職の世界で、たくさん稼げるんじゃないかと思います。
でも、仕方なく夜職に就いた人にとっては、辛い職場かも知れませんね。
昼職では、収入に満足できなくなる
反面、夜職の悪いところというか、その後の人生に大いに影響があるのが、この金銭感覚が狂ってしまうということではないでしょうか。
これは、夜職の人アルアルだと思います。
元夜職の僕が、今現役で不動産営業に従事していて、賃貸物件を紹介する時によく聞くのがこの収入の問題ですね。
ある女の子は、大学の学費を稼ぐために夜職をしながら卒業までこぎつけました。
そこそこ名前の知れた優良企業に就職できたのですが、初任給の額を見て愕然としてしまったそう…。
それはそうですよね。
夜職で稼いでいた額の半分にも満たない給料で、しかも拘束時間は倍以上って…。
また、夜の仕事に戻ろうかしら?って、悩んでいました。
そんな彼女に僕がしたアドバイスは、夜職には戻らずに今の仕事でもっと稼ぐことを考えた方がいいよ、ということ。
ある意味、夜の仕事に戻るのは容易いですが、前にも言ったようにいつまでも長く続けられる仕事でもありません。
だから、今の仕事でスキルや経験を身につけて、今より稼げるようになる、つまり人として、ビジネスパーソンとして成長することが、彼女の将来にとってはいいんじゃないかと思うからです。
かくいう僕も、同じ道を辿ってきました。
夜職から、いきなり完全歩合のフルコミッション営業の仕事を始めたのですから(笑)
ただ、当時の記憶はほとんどないんですね。
はじめた当初は、昼職、夜職兼業で寝る暇もないぐらい忙しかったし、精神的にも今月稼げないと家賃も払えない・・・というプレッシャーがハンパなかったからだと思います。
この辺りの話は、また折を見てお話させていただきますね。
人生勉強ができる
これは、僕が最も痛感していることでもあります。
普通の昼職では出会えないようなスゴい人から、いろいろな話を聞くことができます。
僕の社会人スタートの昼職では、先輩や上司を尊敬できなかった…という苦い経験があります。これは、もちろん自分自身が若くて未熟だったからなんですが、わりと愚痴っぽい話が多かった記憶があります。
このネガティブな波動を当時の僕は割とまともに受け取ってしまって、我慢できなくなって3か月で飛び出しました(笑)
なので、夜の仕事を始めてから、周りの人の波動が違うのにビックリしたんですね。
特に、普段出会えないようなスゴい人たちは、当然お酒も入っていることもありますが、話が大きくて、楽しくて、カッコイイなぁ!って憧れたのかも知れません。
でも、ただ単に話を聞くだけじゃなくて、そこで自分のために応用して考えてみることが大切なんじゃないかと思います。
もし、自分だったら、どうするか、どう考えるかって、そのスゴい人たちの立場になったつもりで自分事として捉える。
すると、実際には経験していないことなんですが、自分の中で経験知が上がるんじゃないかなって思っています。
また、このスゴい人たちは大抵きちんとした対応をしてくれました。
お酒が入ると態度が悪くなったり、僕ら従業員に横柄な人も多いんですが、このスゴい人たちはみんな本当に気持ちがいい人ばかりでした。
なので、僕もこういった良いお客さんの姿を見習うことを心掛けるように意識していました。
何かサービスを受けたら、相手の目を見て一言「ありがとう!」。
これって、普通のことなんですが、実は意識していないとなかなかできなかったりすることがありませんか?
結局、人に対して優しい、丁寧な人は、自分に対しても同じことができるので、どんどん自分が好きになって、自己肯定感が上がるから、仕事もうまくいくんじゃないかな?って、今は思っています。
大切なのは、夜職で何を得るかを意識すること
僕も最初は考えていませんでしたが、夜の仕事をしている中で出会ったいろんな人を見てるうちにだんだん自分もああなりたい!と感じるようになってきました。
そこで、彼らスゴい人たちの話を聞きながら、自分なりにヒントを得ようと必死に勉強し始めたのです。
当初は、まったく何の話か理解できませんでしたが(笑)
例えば、彼らスゴい人たちは、当り前のようにビジネスの話をします。
そこで、その会話で出てくるビジネス用語について、ググって調べまくりました!
すると、次に会った時の会話の内容が少し分かるようになったのです。
これって、実は僕らが小学校の頃に習った国語や算数と同じなんじゃないでしょうか。
1年生の内は、教科書に書いてあることがはじめはわからなくても、だんだんと理解できるようになる。
そう、あの感覚と一緒じゃないかな、と思うのですね。
大切なことは、自分が今いる世界で成長すること。
それは、夜職だろうと昼職だろうと同じですよね?
成長することで見えてくることがあり、新たな知識を得ることで次の自分へのアイディアが生まれる。
こんな循環を作り出すことができたら、僕の人生は最高だよなって、一人で妄想していますwww
では、また!